2010年11月13日土曜日

電話のない生活(その後)

やりました!全米とカナダの殆どの地域への通話無料月使用料(恐らく)なしの電話サービスを手にしました(但しWiFiアクセスが前提)。詳しい背景や動機などはこちらをどうぞ。



iPod touch 4GをWiFi上でiPhoneのように使用できます。マルチタスク機能のおかげで着信通知がiPodの電源が入っている限りポップアップされます。電話を掛けるときは「コールバック」方式になりますが、比較的スムースな送信です。

基本的な設定は以下の通りです。細かい説明は他のサイトやブログ(英語)に出ていますので、そちらへ譲りたいと思います。

1 VoIPサービスの設定。私はSIPgateを選びました。理由は、「受信無料」と「月使用料なし」です。送信には多少のお金が掛かります(全米の場合、1分2セント)。

2 fring (www.fring.com)をiPod touch 4G上でVoIPのソフトフォン(無料)として使用する。SIPgateもソフトフォンをiPhone/iPod touch用に無料提供していますが、マルチタスク対応になっていないため、実行中以外での着信通知が出ません。これだとコールバックへの対応が不可能です。SIPgateのSIP credentialsをfringのSIP add-onの設定とすることで簡単に使用できます。もちろん、fringへのユーザ登録は必要。でも、これはこれでSkypeの代りになります(あくまでもfring同士の通話です。念のため。)。

3 Google Voiceの設定。最近は、ユーザが急激に増えているようなので難しいようですが、できれば自宅からローカル通話できる範囲の番号を選ぶようにしましょう。私は招待制の頃からのユーザだったので大丈夫でしたが、先日家内の設定をしようとしたところ、ローカル番号は全く残っていませんでした。コールフォーワード(着信転送)先を前に述べたSIPgateの番号へ設定してください。これでGoogle Voiceに掛かってきた電話はSIPgateの番号へ転送されます。

4 Voicecentral Black SwanのiPod touch 4Gへのインストール(無料版で十分です)。Google VoiceのiPod上のダイヤラーとして使用します。コールバック先を前に述べたSIPgateの番号へ設定してください。

5 上記の設定後、fringがバックグラウンドで動いていることを確認すれば準備完了です。


受信:Google Voice番号へ掛かった通話はiPodのfring(SIPgate)へ転送され着信します。何らかの理由で着信されなかった場合、Google Voiceのボイスメールへ転送されますので、後程確認や返信が可能です。これは、ウェブからもできますが、Voicecentral Black Swanから、即ちiPod上でも可能です。

送信:Voicecentral Black Swanからダイヤルします。すると、数秒後にfring(SIPgate)へコールバックされますので、これを着信すると通話が始まります。fringからダイヤルすると、SIPgateの送信料金が発生しますのでご注意を。


数回しか試していませんが、快適な使いここちです。iPod touch 4Gはスピーカとマイク内臓なので、携帯電話として十分に機能しています。但し、iPodは携帯電話として最適設計されていませんので、以下の点に関して目をつぶる必要があります。これらに耐えられない人はWiFi付きかつマルチタスク対応VoIPソフトフォンとVoicecentral Black Swanが動くスマートフォンを安く購入すればいいのではないでしょうか。

1 内臓スピーカは後方配置のようなので、携帯電話と違い音が四方へ漏れる。常にスピーカフォンの状態となる。

2 音量は自宅や専用オフィスなど比較的静かな場所では十分であるが、屋外やスーパなど騒々しい場所では不十分と感じることが多いと予想される。

3 バッテリがiPhoneと比べて小容量。WiFi常時接続となるので、電源まわりの配慮が必要。

とはいっても、私にとっては「細かい欠点」に過ぎません。それよりも、お得な価格で実現したiPhoneもどきの「電話!?」を楽しんでいます。

私は最初Google VoiceがGoogle Talkへ完全に統合されたと思っていたのですが、PCのGMAILだけの話でした(ちなみに、GMAILをPC上で開いておけば、Google Vooiceへ掛かった通話の着信と直接ダイヤル送信ができます。)。Googleの今後のモバイルクライアント開発を楽しみにしたいと思います。これによって、単一ソフト、直接ダイヤル送信、VoIP転送先不要となります。

アメリカ在住とWiFiという制約がつきますが、もし機会があれば日曜プロジェクトとしてお試しください。

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