2010年11月27日土曜日

国際化のススメ(海外移住編)


雇用機会に飢える人が多くなっている昨今、戦前の移住政策が脳裏を過った。国内に雇用機会が十分用意できないので、(農家の次男三男などを中心とした)海外への移住を推進・奨励した。これらは主に農地開拓を目的とした移住であった。政府のずさんな対応や予期せぬ事態に苦しい思いをした人も多くいたそうだ。開拓で命を落とした人も少なくはないだろう。失敗した人の方が成功した人よりも多いかもしれない。


そして現在。日本は未曾有の不況にあえいでいる。雇用の確保は難しく、確保されている雇用に関しても賃金、労働条件、社会保障など解決の目処が立っていない難しい問題が多くある。戦前の大恐慌のレベルには未だ達していないだろうが、見通しも明るくないようだ。こういう時期に先輩諸氏に習って海外移住を考えてみてはいかがであろうか。少なくとも、現代は農地開拓以外の選択肢も多い。


必要なものをざっと挙げると、

(1)目的。
農地開拓も選択肢の一つであるが、恐らく多くの場合「就職」ではないであろうか。一つハッキリとさせておきたいことは、海外では正社員やアルバイトといった雇用形態の違いは日本でのそれと認識が違う。形態や体裁ではなく、内容や稼ぎによる優劣の判断がなされる。昔は現地へ赴いてから就職を探す形を取るしか選択肢はなかったが、現在は海外就職紹介サービスやインターンサービスなどが多く存在するので、これらを利用できる(但し、悪徳業者も多いと聞くので要注意のこと。)。友人や親戚などに移住者がいる場合、最初はそれらを頼ることも有効な手段である。彼らは自分自身の移住経験があるため、理解が深くあらゆる援助を惜しまない傾向にあるので心強い存在になる場合が多い。

(2)法的手続き:ビザ。
就職を目的とする場合、ビザが必要になります。国によって手続きは大きく異なりますが、一般的に先進国程厳しい傾向にあるようです。最初は観光目的で入国して、長期滞在中に仕事を見つけた後にビザを切り替える方法をとる場合もあるようです。いずれにせよ、現地の入国管理法を犯して強制送還などにならないように注意されたい(この場合、10年や15年といった長期間の入国禁止処分を受けることが多い。)。

(3)当座の資金。
渡航費や当面の滞在費・生活費など。額は国やお金の使い方によって違うが、100万円を目安にしておけば大抵の場合なんとかなるであろう。農地開拓や事業を起こすことが目的である場合、当然ながら更に多くの資金を必要とする。

(4)言葉。
日本国外では、当然のことであるが、日本語は通じにくい。現地の言葉を覚えることは必要である。しかし、絶対に行く前に覚える必要があるわけでもない(本を数冊読むくらいは最低限必要。)。日本人向けのサービスを職とした機会などに限られるが言葉に弱くても就職できるので、できることから始めて言葉や生活に慣れることでより良い機会を探すようにすればいい。

(5)現地ネットワーク。
寄らば大樹の如く。一人よりも二人。個人よりもグループ。人と人のネットワークほど心強いものはない。特に、文化や習慣に慣れない間は相談できる相手が必要となる場合が多い。



そして最後に一言。就職し、現地での生活に慣れたら、「一円でも多く貯蓄や運用」を心がけて欲しい。最後に頼れるものは「自分」という認識を強く持ち、普段から出きることをやっておくことが一番の保険や保障なのだという原則です。これは日本で就職する場合も基本的に同じことですね。

ここまでやってみると「夢」や「将来」が必ず見えてくると思います。如何がでしょう。思い切って「外」へ打って出てみませんか。


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