2010年11月7日日曜日

国際化のススメ(博士編)!?


近年、ワーキングプアの問題が深刻化している。これは、日本だけでなくアメリカや他の国々でも似たような状況が存在するようである。

最も心が痛んだのは博士のワーキングプア化。政府の大学院拡充政策によって生み出された博士号取得者の余剰と少子化や法人化を背景とした雇用機会縮小が主な原因。ポスドクの充実や非常勤講師雇用の見直しや支援など、対策が施されつつあるようだが、どれも未だ抜本的な解決には至っていないのが現状である。

ふと思うのだが、博士ならば「外へ打って出る」ことは考えないのであろうか。博士号取得者が足りない国は多くあると思う。一言でいうならば、「博士の国際化」である。

ネックは言語であろう。しかし、博士たるもの、英語でのプレゼン能力はそこそこ備えているのであろうし、たとえ少々訓練が必要でも一般人と比べるとこの「言語の壁」が低いだろうと考えることは正しくないのであろうか。現に、日本を含め、多くの国の(少なくとも)大学院レベルの講義や指導において、英語を用いてもよいとされている。

博士が余っている現状を踏まえて、必要な国へ「レンタル」する体制を政府レベルで整えれば、双方にとってとても有益な人道支援になるのではないか。

しかも、経済格差を考えた給料と引退後の生活保証を考えた年金の補填と語学教育の補充くらいですむ話ではないだろうか。

そうやって、外で機会を与えられた博士が国際会議や論文誌で成果を発表する。そして、実績を積んで一流の研究者や教育者へと育つ。これは、日本にとっても人的財産を増やすことになるのではないだろうか。


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