2010年12月28日火曜日

Kindle 3にPIM!?

PIM: Personal Information Management. 一昔前はシステム手帳や電子手帳を用いた。その後、電子手帳やPDAが出てきて、現在は携帯電話(特にスマートフォン)に組み込まれることが多い。基本機能は予定と連絡先の管理。これに「電子の世界」特有のメール、チャット、通話などが含まれることが標準的。最近はSNS機能の充実が図られている。
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今年も残りわずか。多くの方は仕事納めを済まされたと思います。私は職業柄いつも書き物やメールなどをやっているので何をもって仕事納めとするのかがファジィ(あいまい)です。といいつつ、今年の年末は不思議と書き物の締切りに追われることなく平和(?)に過ごしています。蛇足ですが、年始にいくつか大きな締切があるので「嵐の前の静けさ」とも言えますね^^;

さて、Kindleでのんびりと読書をしたり、それに飽きたらメールを読んだりBBCやニューヨークタイムズのウェブ記事を読んだりしていた時に思いついたのがKindleでPIMを実現すること。もちろん無料ソフトやサービスを有効利用することが前提です。

結果は、オンラインという制約がありますが、結構使えそうなPIMが実現できたと思います。詳しい設定方法は私のFacebookにノートを掲載していますのでご覧ください(英語版)。私と「友達」になる必要がありますのでまだの方はリクエストを送ってください。

http://www.facebook.com/profile.php?id=100001488251521

以下の機能で構成されています。もちろん全て無料です。単純ですが必要最低限の仕事はやってくれそうです。

1 メールの読み書き。GMAILのモバイルサイト。
2 予定管理。グーグルカレンダーのモバイルサイト。
3 メモ。ClassicNotePad。
4 連絡先。GMAILのContactsのPCサイト(モバイルサイトではないことにご注意を!)を「HTMLで表示」。なぜか新規追加はできない(既存エントリーの内容の追加や変更は可能です)。でも、これは3のメモで簡単に補える。それよりも、GMAILのContactsの一覧や検索が使えることが大きな利点である。

オンラインの制約ですが、私のKindleはWiFiと3Gがあるモデルなので、その使用可能地域はかなり広いです。AT&Tのサービスを使っているようなので、アメリカはもちろんのこと国際ローミング(100ヶ国以上)も広くカバーされています。WiFiはAT&TのHotSpotを含んでいますので空港やスタバ(t-mobileのHotspotからのローミングになるのかな?)など多くの場所で使用可能です。しかもウェブ閲覧の通信は追加料金なしで提供されています(*)。

メールの読み書き、予定管理と連絡先はGoogleサービスなので、PCや携帯電話など他のデバイスと情報を共有できます。使用感もかなりスムースなので私は満足しています。なによりGoogleサービスで殆どのPIM機能を実現できたことが大きい。しかし、メモと新規連絡先(メモの一部)がGoogleサービスではないので統合性が弱くなることが少し残念です。Google DocやGoogle NotebookなどがKindleからスムースに入力可能になればよくなるのですが。それとGMAILのContactsの新規追加の問題も。とはいえ、これらは全て小さな問題に過ぎません。たくさんお金を払っているなら解決すべき問題とするでしょうが、無料サービスでここまでできることに感謝すべきだと思います。

30分から1時間もあれば十分に設定できますので、小さな休日プロジェクトとして如何がでしょうか。Kindleをお持ちの方はお試しください。お持ちでない方はこの際Kindle 3を電子PIM兼リーダーとして一台買ってみては如何がでしょうか。無料電子図書が数多くありますし、電子図書は同じものが紙バージョンとくらべて20-30%割安です。但し私は決してアマゾンの回し者ではないことだけはハッキリと断っておきます。



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(*)何処でもKindle図書を購入可能にすることを目的として、アマゾンはKindleの通信費用を現時点では(ファイルや米国外で購入された図書のダウンロード以外)ユーザに科していない。つまり、「Wikipediaやニュースサイトなどの基本的なウェブ閲覧」がKindleウェブブラウザの「試験的使用」の範疇として無料提供されている。非常に有難いことである。しかし永続する保証はない。またSkypeなどのVoIPやFlashなどのメディアストリームの使用を無料で望むことは難しいと予測している。

2010年12月21日火曜日

国際転職活動!?

最近、子供の教育や年老いた両親のことを考えるとそろそろ日本へ帰国するべきであると感じるようになってきた。一応、専門分野では全米一の大学で教員枠を確保したし(今の大学(というか州政府)の変な規則のお陰で辞任せざるを得なかったことがとても悔やまれるが)、大した大学ではないがこの地域では名の通った今の大学で8年ちょっとで教授までなったし、学会運営や研究基金獲得なども一通りの成果を残せたと思う。このへんが潮時ではないかと。

よし。では転職活動を始めましょう。不況ではあるが、仕事を選ばなければ結構ありそう。。。。ふ~~む。困った。給料がちょっと。。。そんなもん、今の為替レートならそんなに下がらないでしょう。そうなんですが、もっと根本的な問題があります。

**定年がアメリカでは67歳。特に、私の地位はテニュアによってそれ以上でも働きたいだけ働けるといった内容なんです。

日本の定年が60歳。(最低)7年の差はかなり大きいと思う。恐らく体が動く限り働くと思うので定年を(一応)70歳としましょう。すると10年分の年収が。。。大学の教員の給料は下がることがまずないので、単純に今の給料の10倍とすると1億数千万円が単に定年の違いのみで消えることになります。あちゃ~~。

これを取り戻すには。。。

。。。

無理でしょう。

ちょっと視点を変えて半年だけ日本にいることのできる仕事ってないかなぁ。住宅は適当な中古マンションか賃貸でとりあえず十分とすればなんとかなるので。。。でも、こんなのなかなかないですね。特に日本では。他の国では非常勤契約の仕事が結構あるんですけどね。この辺りも国際標準に合わせて頂く必要がでてくるのではないでしょうか。

ベンチャーで一山当ててからお金を持って帰国する道しかなさそうですね。これってとても難しいことです。でも不可能でもなさそう。来年は少しこの方向へも動いてみようと思う。

私の親や子供はこんな苦労わかってくれるのでしょうか。無理でしょうね。へへへ。。。

今年もあとわずか

あと10日で新年です。今年を振り返って。。。と回想にひたる時期がきました。皆さんはどのような一年だったでしょうか。

私の今年(2010年)は一言でいうと「遅い」、又は「亀」。とにかくこちらがどう動いても結果が遅々としか出てこない一年でした。来年は「スピード」と言える年にしたいですね。

しかしながら、悪いことばかりではありませんでした。忙しくて省みれなかった家や家族のことや自分の健康のことを考える時間を多く取ることができました。また、溜まっていた海外出張疲れも取ることができました。

2010年のまとめ
出版 6件
学会開催 2件
海外出張 4件(訪れた国:インド、日本、ロシア、スペイン、ドイツ。総期間:10週間強)
獲得基金総額 25千米ドル(小額であるが今年は学生がいないので余裕があった。)
学部移動 理工学部情報科学科より経営政策部管理情報システム学科への移動が正式に認められた。

お金の話

最近、「お金」のことをよく分かっている人って少ないのではないかという疑問に駆られることがよくある。教授職の場合は特にそうではないだろうか。私の考えを簡潔に書き留めておきたい。

教授という地位は個人差が大きいことや仕事の評価が難しいことなどが原因で給料そのものは大したことはない。サラリーマンの平均より少し上くらいであろうか。仕事の内容も一般人に十分に理解されているとは言い難い。特に理解してもらう必要もないので、この件に関しては「次の一言を除いて」とやかく言うつもりはない。

一言:教授職とビジネスオーナーの仕事は非常によく似ている。

「え~~!」
はいはい。驚かれる方が多いと思いますが(特にアメリカの場合)本当のことです。

アメリカでは自分の研究推進に掛かる資金は基本的に自分で調達する必要があるからです。そして過去の研究や関連する活動の実績が資金調達に大きく影響します。大なり小なり獲得した資金(カネ)を基に学生や研究員(ヒト)を動かしたり必要な機材や場所(モノ)を確保して研究成果(モノ)を生み出し、研究者(ヒト)を育てます。極稀に、研究成果がベンチャーの核となり利益(カネ)を生むこともあります。

如何がでしょうか。見事に「ヒト・モノ。カネ」の3つがビジネスと似たように動いているでしょう。唯一違う点は成果の目的が(ビジネスと違い)必ずしも利益ではないということ。更に付け加えると、大学は必要な場所とインフラ(図書館やインターネットなど情報インフラも含む)と教授の(最低限の)給料を用意してくれる、言わばベンチャーインキュベータ的な役割を担っています。彼らの代償は講義に代表される学生の教育と基金管理手数料としてのオーバーヘッド(私の大学では間接費の67%!暴利だ!!)です。

私の大学は教育に関する要求がとてつもなく大きく、「本業」の研究に割く時間をとることが難しいことと「本業」と「代償」を勘違いする輩が非常に多いことが問題であるが。。。

どうやって教授は資金を調達すればいいのか。はっきり言ってビジネスオーナーの方々とやることは同じです。

**政府公募基金への申請。
*民間公募基金への申請。
**大学からの援助(殆どの場合小額である)。
*企業や団体からの寄付や貸付(貸付はとても稀)。
**コンサルティングや技術開発契約などで稼ぐ。
*著書、国際会議開催など(お金よりも成果と捉えた方が適当)。

私の場合、**が主な資金源です。最も、「ヒト」(いい学生の調達)の問題が「カネ」の問題よりも大きいのですが。。。

最近の株式中心経済を考えると「投資」という選択が欲しい。残念ながら基金、援助、寄付の類はこれが不可能である。コンサルティング、開発契約、著書などで「稼いだ」利益を運用するしかないがここまで手がまわらないのが正直なところ。今後はこの辺りを少し改善していきたい。

2010年12月16日木曜日

EHRの効用!?

EHR: Electric Health Record.

医療カルテをはじめ、保険情報や処方箋など種々の電子化された医療記録のこと。アメリカではオバマ政権が積極的に推進している。今回は医療関係の犯罪や医療ミス隠蔽の防止にEHRが役に立や否やという話。

ダイヤモンドオンラインに以下の不法処方箋薬販売の摘発記事がでていた。

http://diamond.jp/articles/-/10305?page=6

注目した点は、逮捕された個人販売主が商品である処方箋向精神剤をいかに「仕入れていた」かということ。仕掛けは単純。患者になりすまして複数の病院を掛け持ちすることでこの処方箋薬を十分に「仕入れていた」。記事によると、他医療機関での処方状況は分からないとのこと。

情報システム屋の純然たる技術的な立場からみると「何故こんなことが起こり得るのか」ため息がでる話である。情報を共有することで業務効率を上げ、コスト削減を狙う顧客のニーズに応え続けているこれら専門家から見れば当然であろう。もちろんこれは技術的な問題ではなく、むしろ法律的、制度的な問題であることは容易に想像がつくし、関係者の間では広く認識されていることである。

なぜ医療界で「情報共有」が難しいのか(許されないのか)。それは患者のプライバシー保護と所有権の問題に過ぎないと言える。即ち、情報所有者である医療機関がこれら情報の開示を、主に患者のプライバシー保護を目的として著しく制限するということである。これはとても必要なことである。ただ、今回の件に関しては弊害となっている。

数か月前にソフトバンクの孫氏と医療専門家が集まったネット公開座談会があった。そこで提起された問題が「医療情報は本来誰のもの(であるべき)か」。彼(ら)の主張は「患者個人の知的財産である」ということ。ふむ。この主張を前提とすれば、全ての情報が個別に統合され、「適切なアクセス管理」の下に行われる情報共有によって今回のような処方箋悪用は難しくなる。

実は処方箋薬密売闇ルートは日本だけの問題ではなく世界中の問題である。精神剤の他に精力増強剤の需要も高い。その主な供給源を情報共有によって弱めることができるということは医療情報共有の大きな動機付けにならないだろうか。

道のりは決して楽ではない。でも、やれることろからじわじわと広げていけば不可能ではないと信じる。提携・姉妹機関同士の共有から地域機関のそれへ。更に行政区単位、国、そして世界へ。規模の拡大が効果の相乗的拡大へつながることがかなり明確である。

それに加えて、従来の動機である処方の質の向上、コストダウンなど、これほど投資価値の高いものはないと思う。

楽しく生きる

「人生、楽しいものなんだ!」カースケの名台詞です。カースケ?そう、70年代半ばに大ヒットした「俺たちの旅」で中村雅俊が演ずる人物。YouTubeでTVシリーズとスペシャル3本全て見ることができました。

http://www.youtube.com/user/nazenazekieru2nd#g/u

長引く不況やテロの恐怖などいいニュースが少ない昨今、閉塞感や絶望感が人の心を支配しているように感じています。そんなときに、懐かしさ半分でみると勇気と感動をもらえるドラマだと思います。特に、スペシャル3本は登場人物の30代、40代、50代を描いた作品。彼らがどう歳を取ったのか。何が変わって、何が同じなのか。どんな悩みがあるのか。そして、どうやってそれらと向き合っているのか。いろいろな視点で楽しめると思いました。

「あきらめない。」 「負けない。」 「人に優しく。」 

カースケの生き様からこんなメッセージがたくさん伝わってくる気がします。私の受け取ったメッセージは「自分で自分に納得する自分の生き方」です。つまり、勝とうが負けようが金持ちになろうが貧乏で終わろうが、それが自分で自分に納得した自分の生き方(即ち楽しい人生)であれば「No Problem!」(これもカースケの口癖です)であると。

皆さんは如何がでしょうか。「納得した人生」を送っていらっしゃいますか。「生きることは素晴らしい」と感じていらっしゃいますか。

学生諸君は如何がでしょうか。あきらめていませんか。無理に妥協していませんか。是非、自分の力で人生を「楽しく」してください。もしも日本国内に強い閉塞や絶望を感じたら、是非当ブログの「国際化のススメ!」を検討してほしい。

2010年12月14日火曜日

風が強い。

娘の通う小学校が停電だそうだ。何でも、木が倒れた際に電線を切ったそうだ。復旧には(強風の影響で)時間がかかるとのこと。小学生は全員同校区内の高校へ移送され、授業を行うそうである。

2010年12月11日土曜日

生活ラインの自立をめざして:電気、ガス、水道、電話

現状の暗い経済情勢を反映してか否か、公共料金の値上がりが家計の内で目立つようになってきた。在アメリカの現状を生かして、これら生活ラインの自立を目指してみたい。たくさんのことを学ぶんだり考えたりする必要がある。とりあえず、草案を作ってみた。


(1)電話及びインターネット。
プリペイド携帯ネットワークサービスを活用することでとりあえず解決。詳細は以下をご参考に。

http://dri-hitorigoto.blogspot.com/2010/11/blog-post_03.html
http://dri-hitorigoto.blogspot.com/2010/11/blog-post_13.html

結果:電話(携帯、固定双方)とインターネット(1.3Mbps)込み込みで月約47米ドル。
インターネットと電話(VoIP, 米加無料):月40米ドル。
携帯(2回線、各線3ヶ月30分までの通話):毎3ヶ月20米ドル、即ち月約7米ドル。
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合計:月47米ドル。

国際電話も低料金。
https://www.google.com/voice/rates

購入機器:
MiFi2200      150ドル
iPod touch 4G   230ドル


(2)ガス
プロパンタンクと都市ガスの併用。


(3)電気
自家発電と公共電気の併用。電力キックバックで電気代節約(場合によってはキャッシュバック)。
更にガソリン駆動モータの発電機によるバックアップ(非常時用)。

ソーラパネルと風車を検討する。ソーラパネルはソーラセルとフレームや配線の素材を買って自作可能らしい。風車は一般家庭に設置できそうなサイズを探す(又は作る)必要がある。アニメ・マスターキートンにもあったように風車を発電機モータへ直結することを考えてもいい。


(4)水
井戸と公共水道の併用。
調理や食器洗いは安全性の面から公共水道を利用。
その他、庭の水撒きや洗濯、風呂などは井戸を利用することを検討。

井戸堀はキットがあるようだ。検討の価値あり。

水質検査やフィルターに関しての勉強が必要。

更に、雨水や積雪の貯水が検討可能。


(5)その他
温水や暖房の熱源:太陽熱や焼却炉との連結。