2011年4月23日土曜日

アメリカの携帯電話市場:GSM

AT&Tのt-mobile USA買収に大きな衝撃を受けたのは私だけであろうか。

アメリカの携帯電話市場シェアの観点から見れば面白いのかもしれない。ベライズンとAT&Tの市場競争は見応えがあると思う。しかし、技術的観点を加えるとどうであろうか。

ご存知の通り、携帯通信網技術は大きく分けて2つある。GSMとCDMAだ。アメリカではAT&Tとt-mobileが前者、ベライゾンとスプリントが後者の通信網を運用している。AT&Tとt-mobileが一つになったということはアメリカのGSM通信網の運用会社が一つになったということ。従って、GSM通信網はAT&Tの独占となったことになる。

これがどのような影響を及ぼすのか知るよしもないが、私の心配は価格競争にある。つまり、この一社通信網独占が価格競争の妨げとなり通信費が安くならないという心配をしている。

GSMは世界携帯通信網ユーザの80%以上を網羅していることと、SIM技術によって通信契約と通信機(電話器)の完全独立が成されていることで同じ電話器を殆どの国で使用可能である。これは、頻繁に複数の国を行き来する私のような人間にとって重要な機能である。また、電話器の選択肢もCDMAと比べて非常に多い。

通信網独占でもう一つ心配なことはMVNO業者へのロイヤルティの問題である。MVNO(Mobile Virtual Network Operator)は通信網を他社から借りることで携帯通信サービスを提供する業者のことである。特にt-mobileのMVNO業者の取扱いはどうなるのであろうか。大きく違うロイヤルティが課せられるようになれば当然サービス料金に反映される。特に、Simple Mobile (http://www.mysimplemobile.com/)など、魅力的な料金体系を出している会社には頑張って欲しい。

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