2016年2月4日木曜日

貧乏大学教授のIT戦略:オープンソース編

2月ですねぇ。マレーシアから戻ってきて1ヶ月が経ったにも関わらず、未だ時差ボケから脱却できずにいます。無理に脱却する必要もないので、自然の流れに任せていますが^^

今回は大学教員として知っておいて損はないIT戦略について書いてみます。

一言でIT戦略といっても、全てを書き綴ると無駄に長い駄文になってしまいますので、サブタイトルを設けることにしました。今回はオープンソースについてです。

なぜオープンソース?フリーソフトやシェアウェアとは何が違うの?

こんな議論が聞こえてきそうです。端的に言って、「上質だから」です。

え?

文字通り、オープンソースはソースコードが無料公開されます。これが上質へ繋がる一番の理由です。何か不具合が発生したときの検証が可能です。バイナリーパッケージを取得した際にも、ウィルスなど、何らかの作為を感じた場合でも徹底した検証が可能です。勿論、これらの検証には相応の技能と時間が必要ですが。。。

そして、無料です。これは貧乏な大学教員にとって大きな魅力だと思います。

更に、使い勝手も有料パッケージと比べて遜色ありません。マニュアルや導入例などはオンラインで充実しています。

サポートは?これをどう捉えるのかですが、ポピュラーなソフトであれば、オンラインフォーラムがとても充実していますので、グーグルなので問題点やそれに対する対策などを瞬時に検索できます。大学であれば、情報系の教員や技官に相談に乗ってもらえる可能性もあります(ウチの大学は、私が片手間にやった方がより正確かつ迅速なのですが^^)。

日本語の問題は?今は言語の違いをあまり気にすることなく、ユニバーサルに使うことが出来ます。勿論、縦書きやルビなどの独特な機能が足りない、あまりうまく動かないといったことは起こりえます。

如何でしょう。検討に値するでしょうか。もしよろしければ以下の情報をどうぞ。


0 ハードウェア
特に大きな成約はないのですが、ストレスフリーを考慮しますと、CPUは第4世代インテルCeleron以上、メインメモリ(RAM)は4GB以上、解像度はWXGA以上がオススメです。アメリカですと、200−350ドルくらいの価格帯で見られる仕様です。

2GBではダメなのか?いえいえ、そんなことはありません。あくまでも、ストレスフリーな使用の目安としてお考え下さい。


1 OS
恐らく、多くの方がWindowsを好まれるでしょう。それで構いません。しかし。。。

多くのオープンソースはLINUXと相性がいいです。

もしできれば、UbuntuやLINUX mintなどをお薦めします。最近のLINUXはGUIがとても充実していますので、マックやWindowsの使用と似たような感覚で使うことが可能です。むしろ、これらのLINUXの方が使いやすいかもしれません。

両方使えません?はい。使えます。デュアルブートや仮想マシンなどがその答えです。好みの問題が多くを占めますが、仮想マシンだと、両方が「同時」に使用可能となります。


2 OFFICE
ワード、表計算、プレゼン、描画、データベースが纏まった定番ソフトですね。マイクロソフトのそれが一番有名で、現在の市場を席捲しています。

オープンソースではアパチ(Apache、ウェブサーバーで有名)のオープンオフィス(OpenOffice)か純粋なコミュニティーベースのリブレオフィス(LibreOffice)が有名かつ完成度が高いです。JAVAで書かれたソフトです。なので、プラットフォームの違いで機能の良し悪しや有無が発生しません。


3 マルチメディア関連
アドビのフォトショップ、イラストレータなど、それなりに値の張るソフトが多い分野なのですが、オープンソースもかなり充実しています。プロの仕事に耐えうるかどうかは疑問ですが、大学の校務や学会関連のニーズには十分対応できる(はず?)程度の完成度や性能はあります。

  • GIMP -- 写真やラスターイメージの編集加工。フォトショップの代替。
  • Inkscape -- ベクトルグラフィックスソフト。イラストレータの代替。
  • Blender -- 3Dモデラー。
  • PiTiViなど -- ビデオ編集。プレミアの代替。
  • Scribus -- DTP。ページメーカーの代替。
  • VLC, Rythmbox, Bansheeなど -- 動画、音楽プレーヤー。
4 Chromebook/Chromebox
ご存知、グーグルサービス特化の低価格、軽量PCです。ウェブでできる仕事はサクサクこなせることはご承知の通り。本件に関しては、別の機会に纏めます。

ここでは、chrootという手法を使って、UbuntuなどのLINUXをインストールして使えるということをご紹介しておきます。Croutonというユーティリティを使えば、かなり簡単にこれが可能になります。

但し、ARMベースのChromebookだと、インストールできるソフトが限られますし、あまり重い処理はできません。なので、少なくともインテルCeleronのモデルを購入することをお薦めします。4GB RAMと32GB SSDがあると尚良好です。

私はAcer C720 Chromebook (Celeron 4th gen., 2GB RAM, 16GB SSD)を170ドルで購入して、SSDを64GBのものと交換して使っています。結構快適に使えます。RAMが少ないので(その上、RAMの増設が不可能)、ディスク上のスワップ領域を少し増やして対応しています。交換SSDを35ドルで購入しましたので、総額200ドルちょいのラップトップとなっています。寝床で就寝前のメールチェックや、出張時携帯用のサブノートとして重宝しています。

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